HSP

HSPってどんな症状?原因と対策は?セルフチェックで自分の中に眠っている能力について考えてみませんか?

「HSP」を知っていますか?

HPSとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、非常に敏感な気質を持った人のことです。

最近では「わたしはHSPだ!」と打ち明ける有名人や、HSPについての本がベストセラーになったりと、HSPについての認知が高まってきたように思います。

驚くべきことに、最近の統計では日本人の5人に1人がHSPだと言われています。

残念なことにHSPは自己肯定感が低いため、生きづらさを感じている人が多くみられます。
中には人と違っていることで、負い目を感じ、自分が変わらなければ…!と思い詰めてしまっている人もいるのではないでしょうか?

そんな必要はありませんよ!!

なぜなら、HSPは病気ではなく、生まれ持っての「個性」だからです。
むしろ人一倍敏感であるがために、優れた感覚や才能が備わっています!

今回、この記事ではHSPについての理解を深めることと、HSPとわかった時の対策と工夫についてまとめてみました。
HSPかもしれないと悩んでいる人にこそ、この記事を読んでいただき、自分らしくいられる方法を見つけてくださいね。

HSPってどんな症状?

一般的な症状としては、

  • 自己否定が強い
  • 過度な刺激を受けやすい
  • 人の気持ちに振り回されやすい
  • 心の境界が線が薄く、もろい
  • 疲れやすい

などがあります。

HSPについて

HSPは1996年アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士により提唱された概念です。
あくまで心理学による定義であり、医学の視点では「不安神経症(不安障害)」という病名がつくことがあります。

HSPは新生児の時から刺激に対し強い反応を示すことが多くあります。
しかし2年後には他の子どもより恥ずかしがり屋で、慎重になるとされています。
そして、人生についてより深く考え、静かで内省的な人間へと成長します。
ちなみに子どもの場合はHSC(Highly Sensitive child:ハイリー・センシティブ・チャイルド)と言います。

HSPの原因について

HSPは生まれ持っての遺伝が影響しています。
HSPの脳は「偏桃体(へんとうたい)」という部分の働きが強く、刺激があると些細なことで興奮します。
また「偏桃体」は人間の感情をコントロールする中枢機関で、特に不安や恐怖を感じた時に働きが活発になります。

HSPのセルフチェック

あなたはどれくらい過敏でしょうか?
5コ以上当てはまれば、HSPの可能性あり!?

□周囲の人の気分や機嫌に振り回されやすい
□人に見られていると緊張して、何もできなくなる
□小さな環境の変化に気づく
□大きな音やにおい、光を不快に感じることがある
□涙もろい、すぐに感動してしまう
□失敗するのが怖い
□人と長時間いると疲れる
□人が怒られているのを見るとストレスを感じる
□一つの物事をずっと考えてしまう
□多くの情報を一気に処理することができない

この結果は医学的な診断ではありません。
あくまで自身の敏感さを知るヒントにして下さいね。

もっと詳しい診断テストをやってみたい方は以下を参考にしてみて下さい。

HSPの4つの特徴とは?

アーロン博士はHSPには「DOES(ダズ)」という4つの特徴があると提唱しています。
「DOES」は頭文字を合わせたものです。
以下のすべてに当てはまる人がHSPとされます。

Depth of processing 物事を深く考える
Overstimulated 過度に刺激を受ける
Emotional reactivity and high empathy 共感力が高い
Sensitivity to subtleties 鋭い感覚を持つ

 

HSPの4つのタイプとは?

HSPと一口に言っても一様ではありません。

繊細で敏感な人は内向型タイプを思い浮かべがちですが、刺激を求める外向型(HSS型:High sensation seeking)もいます。

HSPの70%が内向的、30%が外向的と言われていて、表面的にはHSPに見えない人たちもいます。

HSPは4つにタイプ分けすることができます。

  1. 刺激を求めない内向型(非HSS型HSP)
  2. 刺激を求める内向型(HSS型HSP)
  3. 刺激を求めない外向型(非HSS型HSP)
  4. 刺激を求める外向型(HSS型HSP)

それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。

刺激を求めない内向型(非HSS型HSP)

一般的なHSPで約70%がこのタイプに該当します。内向的で敏感で繊細な気質を持っています。

刺激を求める内向型(HSS型HSP)

HSPの中ではやや少数派です。好奇心旺盛で安全が確認できれば、チャレンジします。

刺激を求めない外向型(非HSS型HSP)

このタイプも少数派です。社交的で人と交流することを好みますが、些細なことでストレスを溜め込んでしまうこともあります。

刺激を求める外向型(HSS型HSP)

外向型の繊細さんのほとんどがこのタイプです。活動的でマルチタスクも得意なため、リーダーシップを発揮できますが、家に帰る頃にはクタクタに疲れ果てています。周囲からはアクティブに見られますが、実は傷つき疲弊してるのです。

以上がタイプ分けしたHSPの特徴ですが、必ずしも特定のタイプがあなたに100%当てはまるとは限りません。
あくまで、自分がどのタイプに近いかを知るためのヒントとして参考にしてくださいね。

HSPの能力について

HSPについての特徴とタイプを知った上で、HSPに備わった能力についていくつか挙げてみました。

  • 一度に多くの情報を吸収できる
  • 音やにおい、光などの微細な違いも察知できる
  • ゆっくりと深く、多角的に考えることが出来る
  • 危機管理能力が高い
  • 共感力が高く、気配り上手
  • 誠実で責任感がある
  • 想像力が豊か

上記以外にももっとたくさんの眠っている能力があるはずです!
もしかして人とずれているかも?と思ったところにヒントがあるかもしれませんね!

自分がHSPだとわかった時の対策と工夫

では、自分がHSPだとわかった時、一体どうすればいいのでしょうか?
また、どうすれば能力を発揮できるのでしょうか?

まずはリラックスした環境に身を置くことで、感じている不安や悩みを解消することが求められます。

自分でできる方法

  • お気に入りの空間を見つける
  • 照明を暗くして、電子機器の電源を切る
  • きついにおい(香水など)を避ける
  • 自分自身を甘やかす、自分を褒める
  • 日記をつける
  • 瞑想する
  • 睡眠を取る

少し勇気を出してできる方法

  • 緊張していることを相手に伝える
  • 完璧主義にならないよう、作業する時間を区切る
  • 依頼されたら保留する(即決は禁物)
  • 作戦に乗り出す前にあらゆる結果を想定し、綿密に考えておく
  • 「〇〇のように感じていて、あなたに〇〇してほしい」と自分の気持ちを明確に伝える
  • 家族や親友など、自分が今後も一緒にいたいと思う相手には自分自身がHSPであることを伝える
  • 良き相談者(カウンセラー)に相談する
  • HSPが集まるセミナー等に参加して、体験談を語り合う

何か失敗したり恥ずかしい思いをした時は「だってHSPだもん!」って開き直るのもおすすめです!

まとめ

  • HSPには4つの特徴とタイプがあります。
  • HSPにはまだまだ知られざる能力がたくさんあります。
  • HSPの能力を発揮するにはリラックスした環境に身を置きましょう。
  • 自分らしくいるための方法や工夫を見つけましょう。

今回はHSPについての特徴と対策を中心にお伝えしました。
この記事を読んで、これまでHSPである自分が好きになれなかった人や、今回初めてHSPかも?と気付いた人も、自分に備わっている能力に自信と誇りを持って、生きていただけたらいいなと思います。